~外国在住の方の本人確認情報作成について~

最近外国人絡みの相談が多いです。不動産売買の売主だったり買主だったり。 先日、不動産の売却について、売主が外国人ですでに帰国しており、権利証がない。どうすれば 良いでしょう?という質問がありました。 権利証が紛失等で無い場合、司法書士が面談して「本人確認情報」を作成して対応する方法が あります。 なので、一度日本に来てもらうか、こちらから外国に行って面談するしかないですね- なんて回答したのですが、 後日、もう日本に来ることはないとの事。なので先生に行っていただくしかないですと・・ その外国、日本の裏側の南米でして。   [...]

2024-06-10T18:13:20+09:002024年06月10日|不動産登記, 解決事例|

~外国居住の外国人が不動産を購入した場合~

最近、外国居住の外国人が日本の不動産を購入するケースが増えている感じがします。 外国の住所、外国人のお名前でももちろん登記が可能です。 その際、法改正により国内連絡先を記載するようになりました。 記載例はこんな感じになります。 ↓ 国内連絡先事項(記載例)   以前、このようなケースで登記した際、後日税務署から取引した際の仲介業者さんの連絡先を 教えてくれと連絡がありました。 固定資産税が未納なので連絡取りたいが連絡が取れない・・ [...]

2024-06-06T17:45:49+09:002024年06月06日|不動産登記, 解決事例|

~相続人44人の登記完了~

  以前記載した44人の相続人の案件、ようやく登記完了しました。   色々あって、あと一人からのご協力が得られればOKというところまできて、 まさかのその一人からの拒絶・・ もう遺産分割調停でやるしかない。 弁護士さんへバトンタッチするか、私が書面申請という形でサポートしてご依頼者様に 動いてもらうか・・・という私の結論でした。   実はその一人は他の相続人との縁が遠い方だったので [...]

~弁護士等の成年後見人の印鑑証明書~

  成年後見人が不動産を売却する場合、成年後見人の実印と印鑑証明書が必要となります。 成年後見人が弁護士や司法書士の場合、添付しなけれならない印鑑証明書はどれでしょう。 弁護士や司法書士の後見人(以下弁護士等後見人)の場合、以下の印鑑証明書を もっていると思われます。   ①.市町村長が発行する個人の印鑑証明書 ②.裁判所が発行する印鑑証明書 ③.弁護士会等が発行する印鑑証明書(職印証明書)   [...]

2023-06-20T20:58:37+09:002023年06月20日|不動産登記, 解決事例|

~相続人44人の相続手続き~

古い相続登記を進めています。 農地で50㎡くらいの土地です。 恐らくその土地1筆だけ相続登記が漏れていたと思われます。 今回、この付近の土地買収事業の関係でご相談いただいたお話。 売却価格も数十万。 戸籍取得費だけでも相当な額でした・・   ようやく相続人調査も終わり、相続人44名・・ 一人でも協力いただけなければ進まないお話。 いよいよそれぞれ相続人にご案内します。果たしてどうなることやら。 [...]

~相続放棄~

先日ご来所いただいたお客様から相続放棄のご相談を受けました。 昭和の時代にお亡くなりになった方の相続についてでした。 不動産の固定資産税の請求が突然来たそうです。 (今まで支払っていた方が亡くなったためでした。)   本来相続放棄をできる期間は、「相続が発生したことを知ったときから3ヶ月」 という期間があるので、その期間が過ぎると相続放棄はできません。   ただ、亡くなったことは知っているけど相続人であることを知らなかったとか、 ちゃんとした理由があれば3ヶ月を経過しても認めてもらえるケースはあります。 [...]

~時効取得~

  不動産の時効取得ってなかなか普段聞かないですよね。   でも実務ではたまに出てくることがあります。 こちらから実態にあわせて提案することがあります。   親から相続した土地(たとえば畑等)があって、実は親(または祖父等)が所有していた。 だけど実際は他の人が使用(耕作)している・・   特にそのまま使ってもらい、何ならもらってください、固定資産税もかかっちゃうし・・という場合、 [...]

2022-11-26T13:19:10+09:002022年11月26日|不動産登記, 解決事例|

~フィリピン人の相続~

フィリピン人の方が所有する不動産の相続登記を受任致しました。 元々はご主人所有のマンションをフィリピン人の奥様が相続されたのですが、 そのフィリピン人の奥様がお亡くなりになったという事例。   ご主人とフィリピン人の奥様にはお子様がいらっしゃいますが、 ご主人と結婚される前、フィリピンにもお子様がいらっしゃいました。 幸いそのフィリピンのお子様と日本のお子様とは行き来があって、フィリピンのお子様と 連絡取り合うことが可能でした。   さてさて、今回の相続登記はどのような手続きが必要なのでしょうか・・ [...]

2022-07-09T18:26:52+09:002022年07月09日|不動産登記, 解決事例, 遺産相続|

~不動産取引時の抵当権抹消について~

  不動産取引を行う際、売主さんの住宅ローン完済に伴う抵当権の抹消が あるケースがあります。売却代金で住宅ローンの残債を返済して、抵当権を抹消、 買主さんへ名義の変更手続きという流れを取引当日中に行います。   細かい話になるのですが、 従来は売主さんの口座に売買代金を振り込むと、住宅ローンの返済金として金融機関が 引き落として返済 という流れが一般的なのですが、 最近アプリで、一度売主さんの口座に入金したら、売主さんが操作することによって 返済が完結するというものがあります。三井住友銀行さん等が導入されているようです。 [...]

2022-05-11T12:13:33+09:002022年05月11日|不動産登記, 解決事例|

~耐震基準適合証明書~

  令和4年度の税制改正で、住宅ローン控除の見直し等がなされました。 私たちの分野で関係するのが、専用住宅証明書(住宅用家屋証明書)取得です。 今までは、建物の築年数によって、建築士さんから「耐震基準適合証明書」なるものが 必要になりました。   改正では、昭和57年1月1日以降に建てられた建物は「耐震基準適合証明書」は不要 となりました。今までは木造住宅は20年経過した建物はこの「耐震基準適合証明書」 がないと専用住宅証明書(住宅用家屋証明書)が取得できず、登記費用が高くなってしまいました。   [...]

2022-04-19T09:37:30+09:002022年04月19日|お知らせ, 不動産登記|

~登記の住所表記について~

    会社の本店所在地や個人の住所の表記に「○丁目」という表記があります。 これは3丁目なのか、三丁目が正しいのか・・ 答えとしてはどちらも正しいです。 ただ考え方としては、「○丁目」までが町名なので、固有名詞として漢数字で記載ということ になります。法務局ではそのような取り扱いをしているようです。   どこかで聞いた話ですが、昔でいう大字・小字(今でもありますが・・)が、住居表示が 施行されて「○丁目」に変わったので、「○丁目」までが町名ということらしいです。 [...]

2022-01-27T18:14:49+09:002022年01月27日|不動産登記, 解決事例|

~租税特別措置法第84条の2の3第2項により⾮課税~

  不動産登記を申請する際、原則登録免許税が課されます。 例外的に登録免許税が課されない場合もあります。   例えば相続登記を申請する際に租税特別措置法第84条の2の3第2項の 規定によって非課税となる場合です。   簡単にいうと、条件は下記のとおり。 ・対象不動産の固定資産評価額が10万円以下であること、 ・市街化区域外であって法務大臣が指定する土地であること、 [...]

2021-08-13T17:15:22+09:002021年08月13日|不動産登記, 解決事例|

~法定相続証明情報を申請~

法定相続証明情報ってどうなんでしょうね。 法務局の受付ではあまり申請している人を見かけません。 法定相続証明情報を取得しておくと、銀行や税務署等、戸籍等の添付書類を省略する ことが可能なので便利なのですが・・   今回お客様のご要望で申請するに至ったのですが、 今回の相続は、ちょっと複雑・・ 配偶者・子供がいないので、兄弟姉妹の相続で代襲相続・数次相続が発生している案件。 複雑な案件だからこそ法定相続証明情報が役に立つ!と思いきや、 申請自体も面倒くさい。 [...]

~後見のご相談~

  最近後見のご相談が増えております。 親が認知症で、施設に入ったので実家を売りたい・・ そのような理由で、本人確認してください~とご依頼をいただき・・   認知症になってしまうと、ご本人では不動産の売却は難しいです。 意思能力がないと、法律行為ができないからです。 なので、ご本人に成年後見人を付けるしかないのですが・・   成年後見人は身内の方(例えば娘さん)でもなることができます。 [...]

2021-06-04T10:38:05+09:002021年06月04日|その他, 不動産登記, 解決事例|

~不動産決済での売買代金振込み~

  不動産決済の際、売買代金の残金を売主様へ振り込みます。 (基本的に額も大きいので現金で支払うことはほぼありません。) 振込してから売主様の通帳に記載(着金)されるのには少し時間がかかります。   なので、多くの場合振込が終わって、銀行から振込伝票の控えが出てきた時点で振込完了として 決済終了とすることがほとんどです。 あとは売主様側の銀行がデータを受け取って処理すれば良いだけだからです。   ・・と思っていたのですが・・ [...]

2021-05-26T09:41:12+09:002021年05月26日|不動産登記, 解決事例|

〜相続登記しましょう〜

  最近相続のご相談をよくいただきます。 なかにはとても複雑で解決できなそうな 案件もあります。   先日、ようやく2年以上かけて進めていた案件が まとまって相続登記手続きができました。 もちろん依頼者様のご尽力があってのもので、 司法書士だけでできた訳ではありません。   [...]

2021-04-19T21:38:51+09:002021年04月19日|お知らせ, 不動産登記, 遺産相続|

~遺言書の作成日と分筆の前後~

  法務局へ相談をかけた案件。 通常、遺言書に不動産が記載されていれば、その不動産は遺言書の内容どおりに 相続・遺贈がなされます。   今回の案件では、公正証書遺言に記載してあるのは不動産100番1(仮)の土地。 謄本取ってみると、100番1の土地が100番1と100番2に分筆されていました。   遺言作成日が、○○年10月1日。 分筆したのが、同年の8月1日。(分筆した後に遺言書を作成したということ・・) [...]

2021-04-15T19:06:36+09:002021年04月15日|不動産登記, 解決事例, 遺産相続|

~不動産の割賦販売~

  不動産にも割賦販売という方法があります。 最近流行っている?のかもしれません。   不動産を売却する際、通常は引き渡し時に残代金全額支払って所有権が移転するという 内容が一般的です。 割賦販売とは、例えば、「不動産を売却するが、売買代金は10年で分割して支払う。 所有権は本日、一分金を支払うと同時に移転する。」というような内容。   買主側が融資受けられず一括で支払えない場合等、売却側が買主を信用をしてする売却方法 [...]

2022-05-17T21:19:08+09:002021年02月18日|不動産登記, 解決事例|

~本人が登記申請する場合~

  司法書士が代理して登記申請することが多いのですが、 当然当事者が自分で申請することもできます。 ただ、よく分からなかったり手間だったりと、途中で嫌になるケースもあるようです・・   そんなときは当事務所にお越しいただければ、申請のサポートも致します。 申請書のチェックや作成等。当事者の申請となるので、費用も代理に比べて安く済みます。     司法書士が申請する場合と違うことが1点あります。 [...]

2021-01-27T19:58:21+09:002021年01月27日|不動産登記, 解決事例|

~実印について~

  不動産取引では、実印と印鑑証明書を用意してもらうことが多いのですが、 最近、ご自身が実印だと思っていた印鑑が、実は実印ではなかったという事例に 遭遇することが多いです。   そのような場合のほとんどが、個人の、名字のみの印鑑です。         [...]

2020-11-30T21:36:30+09:002020年11月18日|不動産登記, 解決事例|

~めぶき信用保証~

2020年10月1日、足利信用保証(株)が、めぶき信用保証(株)へ 商号変更をしたそうです。 今までは足利銀行で住宅ローンをくむと、足利信用保証で抵当権を設定することがほとんどでした。 今後はめぶき信用保証となるようです。   問題は、追加設定登記を行うとき。 司法書士会より通達があり、旧商号「足利信用保証」で登記済みの追加設定登記の際、 抵当権者商号変更登記・債務者住所変更登記は不要で、追加設定登記のみでOKらしいです。 (足利銀行ローン事業部の意向で、宇都宮地方法法務局へも確認済みとの事です。)   [...]

2020-11-03T14:19:10+09:002020年11月03日|不動産登記, 解決事例|

~不動産登記で法人の印鑑証明書省略の件~

  ちょっと遅いかもしれませんが・・ 令和2年3月30日に、「不動産登記規則等の一部を改正する省令」が施行されました。 不動産登記の申請において、会社法人等番号を提供したときは、印鑑証明書の添付が不要となりました。 今までは、その法人の管轄先の法務局での申請なら省略できていたのですが、 それが、会社法人等番号を提供すればどの法務局でも添付省略が可能になりました。 要は、不動産取引の決済の際に、法人さんから印鑑証明書をもらわなくても良くなった!!! ・・という訳ではありません。   まずは実印の確認をしなくてはなりませんので、印鑑証明書は持参していただきます。 [...]

2020-09-03T18:38:15+09:002020年09月03日|不動産登記, 解決事例|

~中古マンション売却だけど本年度建築?~

  中古マンション売却の案件なんですが、 本年度に建築されたもの・・   なかなかこのような案件ってないんですが、 買ってみたものの、事情が変わり手放さなければならなくなった・・ そんなところでしょうか。   さて、そんな場合にあれっと思ったのは登録免許税の算出。 通常登録免許税は、固定資産税評価額から算出するのですが、 [...]

2020-08-04T11:07:46+09:002020年08月04日|不動産登記, 解決事例|

~事務所勉強会~

  月に1度、事務所スタッフ全員でミーティングをしています。 そのなかで、ちょっとした勉強会等もやっております。 今月のネタは「小切手」。 なかなか我々の業務では出てこないのですが、 最近頻繁に問い合わせや、実際に取引で使われたりと、個人的に色々調べたので その成果として、情報共有です。       [...]

2020-07-16T23:52:42+09:002020年07月16日|不動産登記, 解決事例|

~小切手での不動産取引~

  まれに小切手で不動産決済をしたいというご要望があります。 以前こんなことあったなと思い出しましたが・・ 以前の記事   普段はあまり不動産取引に小切手は使いません。 換金が即時にできず着金が確認できないからです。   不動産を現金で購入するような場合、買主が法人だと、通常の取引で小切手を多用しているからと 不動産購入の際も小切手でと言ってくるケースがあるかと思います。 [...]

2020-07-01T17:23:01+09:002020年07月01日|不動産登記, 解決事例|

~海外在住日本人の不動産処分~

  海外に転勤を機に日本で住んでいた不動産を売却しようという話は よくあることです。 今回、そのようなお話があり、登記上の住所が日本のままなので、 住所の変更登記も必要な案件でした。   海外に住所を移した場合に、一般的に必要となる書類は、 在留証明書やサイン証明書。 これは居住する国にある日本大使館、領事館等で取得できます。   [...]

2020-06-18T14:30:56+09:002020年06月18日|不動産登記, 解決事例|

~正本か謄本か?~

  公正証書遺言による相続登記のご依頼をいただきました。 公正証書遺言には「正本」と「謄本」があります。 公正証書遺言は「謄本」でもOKなので、謄本をお預かりしてきました。   さて、受験生時代はよくやった、似たような論点の比較。 あれ、正本じゃないとダメなのあったなぁ・・ 裁判所の判決書だったかな?と思い調べてみました。 不動産登記令7条1項5号ロ(1)に明文の規定がありました。 調停調書等、執行力のある確定判決と同一の効力を有するものについても同様で、「正本」でなければ [...]

2020-05-27T18:25:24+09:002020年05月27日|不動産登記, 解決事例|

~権利証を盗まれてしまったら~

  権利証(登記済権利証)を盗まれてしまったらどうしましょう・・ 悪用されたら困りますね。 そんな時は「不正登記防止申出制度」という制度があります。   権利証だけでは悪用できないとは思うのですが、一緒に印鑑証明書や実印を偽造されたり 盗まれたりすると勝手に名義を変えられたりする可能性もあります。 このような「なりすまし」による登記申請されるおそれがある場合に、その旨を 申し出る制度です。   [...]

2020-04-14T20:24:46+09:002020年04月14日|不動産登記, 解決事例|

~登録免許税の免税措置~

  ちょっと前に施行された登録免許税についての特別措置法。 市街化区域外で、法務大臣が指定した土地で不動産価格が10万円以下であれば 相続登記の登録免許税が非課税ということ。 要は相続で名義変更されずに残ってしまい、所有者不明土地になるのを防ぐ狙い だと思います。 非課税にするから相続登記をしっかりしてねということでしょう。 条件のうち、「不動産価格が10万円以下」という部分。 さいたま市であれば、なかなか該当しないかもしれません。 しかし地方の不動産は普通に価額が10万円以下のものも多くあります。 [...]

2020-02-14T17:08:47+09:002020年02月14日|不動産登記, 遺産相続|

~登記申請の添付書類~

  登記申請の手続きで、どのような書類が必要になるかはとても重要なことです。 私たち司法書士は、事前にお客様にご用意していただく書類をご案内致します。 今回、被後見人の方が所有しているご自宅を売却する手続きに携わりました。 この場合、被後見人の居住用財産を後見人の方が売却することについて「裁判所の許可」が 必要になってきます。 さて、この場合に登記済証(登記識別情報通知)は必要なのだろうか・・   相続財産管理人や破産管財人が裁判所の許可を得て同様に売却する場合、登記済証(登記識別情報通知) の添付は不要でした。 [...]

2019-12-16T19:06:14+09:002019年12月16日|不動産登記|

~登記の委任状について~

ちょっと専門的な話になりますが・・ 気になったので調べてみました。 不動産登記の申請において、住民票などの書類は原本還付ができます。 (原本還付とは、原本を返してもらうことです。) ※ 印鑑証明書等の一部の書面は、場合によって原本還付することができません。 この原本還付をするには、委任が必要なのか?(委任状にその旨の記載が必要なのか?) 結論としては不要。 代理権の有無(登研256号) 《添付書面(代理権限証書)》《添付書面(総説原本還付)》《受付・取下》  要旨 委任状に「登記申請に関する一切の件を委任する。」旨の記載があれば、登記申請書補正のための取下げ及び原本還付の請求は、 [...]

2019-10-28T19:47:46+09:002019年08月28日|不動産登記|

~仮換地の共有物分割その2~

  前回も記載しましたが、長いこと抱えている共有物分割案件。 2月で終わらせたい・・と言ってましたが、結局出せたのが3月末・・ しかも三◇UFJ銀行さんからの書類が一向に届かず・・ 印鑑証明書の期限もあったので、それ以外をまとめて2段階で申請。 おかげで大変に余計な手間がかかることになってしまいましたが。   それはさておき、 申請した分の登録免許税について法務局よりご指摘をいただきました。 共有物分割登記って、通常より安く税率が設定されているんですが、 [...]

2019-04-19T17:19:03+09:002019年04月19日|不動産登記|

~マンション敷地権が賃借権~

  今度の決済で扱わせていただく案件のマンション敷地権が「賃借権」と なっているものがありました。 通常のマンションは、敷地権が「所有権」となっていることがほとんどです。 たま~にあるんです、このような案件・・   お住まいになるにはあまり関係ないのですが、 司法書士としては、ちょっと注意が必要です。   通常の場合は、建物の専有部分の所有権を移転すれば、土地の所有権(持分割合)も [...]

2019-03-25T18:56:52+09:002019年03月25日|ブログ, 不動産登記|

~成年後見人の印鑑証明書~

  親族ではなく、司法書士・弁護士等の第三者の成年後見人が、被後見人に代わって 不動産の売却を行うことがあります。 その際に用意する印鑑証明書は個人のものでいいんだっけ? ちょっと悩みました・・   以前は、個人の印鑑証明書、資格を証する登記事項証明書を添付していたのですが、 昨年から、後見人が届け出た印鑑について、裁判所書記官が証明する印鑑証明書の発行が 行われることになったようです。 これにより、裁判所書記官発行の印鑑証明書でも良くなりました。 [...]

2019-08-28T14:57:41+09:002019年03月20日|ブログ, 不動産登記|

~売主が認知症の場合の不動産売買~

  最近、「売主さんが認知症らしいのですが、売却できますか?」という ご相談が多くあります。 認知症で判断能力が無い場合は、不動産の売却等の行為は無効になってしまいます。 無効になってしまったら買主さんにも多大な迷惑がかかっちゃいますよね・・   認知症とは、種々の精神機能が慢性的に減退・消失することで、日常生活・社会生活を営めない状態 のことを言うとされています。その程度や症状は様々ですが。   まずは、売主本人が認知症など意思をはっきり確認出来ない場合はお医者さんにきちんと診断してもらいましょう。 [...]

2019-03-15T19:11:19+09:002019年03月15日|お知らせ, 不動産登記|

~農地法5条の許可~

  売買対象の土地の地目が「畑」や「田」の場合、登記には農地法所定の許可書(届出書)が必要です。 住宅を建てるという趣旨でそのような土地を購入する場合は「農地法5条」の許可または届出となります。 許可証には、売る人・買う人の住所・氏名が記載されております。 共同で購入する場合は、購入する人全員分記載しなければなりません。 その場合、それぞれ所有する持分割合を記載する必要あるでしょうか・・?   登記研究506号に掲載されていましたが、 持分割合の記載がなくても申請は受理されるようです。(通常は記載します。) ちなみに、持分割合が記載されていたとしても、それと異なる持分割合で登記申請されたら [...]

2019-02-21T14:06:45+09:002019年02月21日|お知らせ, 不動産登記|

〜コンビニで取れる印鑑証明書について〜

  最近は便利になって、コンビニでも印鑑証明書が取れる自治体が増えてきました。 不動産取引において、司法書士が案内して用意していただく印鑑証明書については、コンビニで取得できる印鑑証明書はご遠慮いただいております。 それは、市役所で取得したものとは用紙も異なり、本物かどうかがわからないからです。 コンビニで取った印鑑証明書には、裏面にバーコード等の様々な画像防止策が施されており、この情報を確認することで本物なのかどうかをチェックすることができます。 この情報をスキャナーでスキャンして専用サイトで確認する仕組みになってるので、不動産取引の際に渡されてもその場で確認が難しいのです。 司法書士は、全ての書類が問題ないことを確認しなければ、融資の実行や振込実行をお願いすることができないため、コンビニで取った印鑑証明書だと都合が良くないのです。 じゃあ何のためにコンビニで印鑑証明書が取れるようになったんだ!と仰られる方もいらっしゃいますが、決してコンビニの印鑑証明書が無効なのではありません。 使用方法の問題であり、ご理解いただければと思います。 裏のデータを入力すると、表面の情報が出てきます。これが出ると本物だという確認ができます。 [...]

2024-08-20T20:49:08+09:002019年02月14日|不動産登記|

〜第三者のための契約〜

    最近、「三為」と言われている取引、正式には「第三者のための契約」での取引が多くあります。 最初の頃は、皆さん慎重に進められてましたが、一般的になったからなのか、とても雑になっている印象を受けます。 この取引方法は、現所有者A、中間者B、最終買主Cが、A-B、B-Cでそれぞれ取引して名義をAからCに直接移転させるものです。(表現を簡略化してますので悪しからず) この取引では中間者のBへの本人確認が重要になってきます。このBは、便宜上ペーパーカンパニーというケースも多々あるようで、決済にも来ない、本人にも会えない、支払いはインターネットでやります…というケースも少なくありません。 この場合のリスクとして、CがまずBC間の売買金額を支払う。その金額を受け取ったBがAへAB間の売買金額を支払って終了となる取引であるところ、BはCからの売買金額を受領したがAへの支払いを怠ってしまうと、Cはお金を払った。でも肝心のお金がAには支払われていない事になり、私たち司法書士はC名義の登記を申請することができません。 なので、 ACはもちろんのこと、Bへの本人確認ができません、決済も行けません、というケースでは決済をお受けする事はできません。 この「第三者のための契約」は、実務界の要望から形になった制度です。しっかりと運用して安全な取引を実行していきたいですね。 [...]

2019-02-11T15:20:14+09:002019年02月11日|お知らせ, 不動産登記|

〜本人確認〜

    某企業さんの事件があり、こんな本が出てたので読んでみました。 とても怖い話ですね。 ニュースに大きく取り上げられている事件以外にも多くの事件となっている取引があり、逮捕・実刑となっているのはごく一部であるらしい。 人ごとではないですね、いつそんな取引に当たってしまうかわかりません。 地面師は騙すつもりで色々な仕掛けを考えてきます。最近はその精巧さもレベルアップしているようで、しっかり業務を行なっていても見破るのは難しいような気がします。 私たち司法書士の業務、責任についても大きな影響があり、それよりも依頼者に多大な損害を与えてしまいます。 本人面談の時だけでなく、事前の準備段階でしっかりアンテナ張り巡らせて、状況調査等が必要ですね。 なぜ司法書士に本人確認義務が付されているのか、改めて考えしっかり取り組んで参ります。 [...]

2019-02-10T22:43:39+09:002019年02月10日|お知らせ, 不動産登記|

〜仮換地の共有物分割登記〜

  もう1年以上前から受任している仮換地の共有物分割。これがかなり特殊案件。 共有物分割登記は過去何件も手掛けてましたが、ここまで複雑化しているのも珍しい。 共有所有者さんも10軒です。 音頭をとってくれる業者さんがいないため、私が諸々手配することに。 共有所有者さんの全員の同意を得るのもとても苦労しましたが、金融機関さんの理解を得るのも一苦労。 やっと、あと一息というところまできました。 2月で登記申請して終わらせたいなぁと… さー頑張ろう。 武蔵浦和の司法書士 [...]

2019-01-28T09:33:44+09:002019年01月26日|不動産登記|

~同姓同名そして同住所~

  ちょっと珍しい登記事項の記載を発見しました。 同姓同名で住所も一緒の方。 推測するに、結婚され氏名を変えた奥様と、姑さんが偶然名前が同じで 同居しているとか? この場合、所有者として登記事項はどのように記載されるのでしょう?   さいたま市・・・・・・・・・ 持分2分の1 埼 玉 花 子[あ] [...]

2019-01-07T15:25:06+09:002019年01月07日|お知らせ, 不動産登記|

~司法書士の本人確認~

  最近よく話題になっている某ハウスメーカーさんの地面師問題。   司法書士としてもとても気になるので、買ってしまったセミナーDVD。 詳細が事細かに解説されているわけではなかったけど、改めて気をつけなければならない事を 再認識できたという意味で大変良い機会でした。   私たち司法書士は、本人確認をしっかり行い、滞りのない手続きで売主買主に害を被らせてはいけません。 偽造やなりすましはしっかりブロック。   [...]

2019-01-16T09:56:17+09:002018年12月28日|不動産登記|
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