会社の本店所在地や個人の住所の表記に「○丁目」という表記があります。
これは3丁目なのか、三丁目が正しいのか・・
答えとしてはどちらも正しいです。
ただ考え方としては、「○丁目」までが町名なので、固有名詞として漢数字で記載ということ
になります。法務局ではそのような取り扱いをしているようです。
どこかで聞いた話ですが、昔でいう大字・小字(今でもありますが・・)が、住居表示が
施行されて「○丁目」に変わったので、「○丁目」までが町名ということらしいです。
この件で先例があるようで、
『・・住民票上の横書きの場合の記載例は、アラビア数字となっている。これは、横書の場合は、
そうした表記が慣習であり、能率的であることから取られた措置であると考えられる。
したがって、固有名詞という概念からすれば、漢数字による表記をすることが適当と考えるが、
便宜上アラビア数字による表記をしても差し支えない・・』
「○丁目」を表記する際は漢数字を使用するのが原則ではあるが、アラビア数字を使用しても
誤りではないということのようです。
ちなみに、住民票や印鑑証明書などの「住所」は基本的にアラビア数字で表示されており、
戸籍などの「本籍」、 登記事項証明書などの「所在」については漢数字で表示されることで
統一されているそうです。
ちょっとお客様から質問があったので調べてみました。
さいたま市の司法書士事務所
司法書士法人いしまる事務所