設立登記に当たっては、資本金の額を決定する必要があります。 かつては最低資本金制度というものがあり、株式会社においては設立時に最低1,000万円 の資本金があることが必要でした。ですが、会社法のもとでは資本金が1円でも株式会社を設立することができます。
それでは設立時の資本金て、一体いくらあったらいいのでしょうか? 会社法によって1円で株式会社を設立できるといっても、これは法律上の話です。 実際には、会社を運営していくにはある程度の資金は必要でしょう。資本金が少なすぎると起業して1年目、営業活動が上手くいかず、売上が伸びないような場合には、いきなり債務超過という状態になってしまいます。 これでは、取引先や金融機関からの信用力を失いかねません。 ですから、法律上1円でも会社を設立することは出来ますが、起業1年後、2年後の財務 の状況を見据えた上で、資本金の額を決めるべきでしょう。